アフィリエイト広告にかかる費用はいくら?相場や費用対効果の高め方を紹介

2024.10.25

facebooktwitter

アフィリエイト広告にかかる費用はいくら?相場や費用対効果の高め方を紹介

アフィリエイト広告は、あらかじめ設定した成果地点までユーザーがたどりつくと広告料金が発生する成果報酬型広告です。アフィリエイト広告にかかる費用には、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)との契約費用や利用月額、アフィリエイターへの成果報酬などが含まれます。アフィリエイト広告の出稿を検討している企業であれば、実際にかかる費用の相場をおさえておくことで、予算管理がしやすくなります。

本記事では、アフィリエイト広告について、仕組みや費用、費用対効果を高めるポイントなどを分かりやすく紹介していきます。アフィリエイト広告に関する理解を深めて、売上拡大を目指していきましょう。

 

広告費の後払いサービス(BNPL)のメリットと事業成長への影響

 

目次

アフィリエイト広告とは
■アフィリエイト広告の仕組み
■【2024最新】アフィリエイト広告市場は拡大傾向
アフィリエイト広告にかかる基本の費用と相場
■ASPと契約する初期費用
■システムを活用するための月額費用
■アフィリエイターへの成果報酬
■ASPへの手数料
■アフィリエイターの募集費用
アフィリエイト広告にかける予算の決め方
アフィリエイト広告の費用対効果を高めるポイント
■登録するASPを厳選する
■広告出稿する媒体を吟味する
■自社のランディングページを見直す
■代理店の活用も検討する
■広告費にかかるキャッシュフローの改善をはかる
アフィリエイト広告は費用対効果の高いASPの選定が重要

 

アフィリエイト広告とは

アフィリエイト広告は、成果報酬型の広告システム

アフィリエイト広告は、成果に応じた報酬を特徴の1つとしています。ここでは、アフィリエイト広告の仕組みを解説し、どのようにして広告主とアフィリエイターが互いに利益を得るかを紹介します。

■アフィリエイト広告の仕組み

アフィリエイト広告は、成果報酬型の広告システムです。広告主がASPと契約し、広告の掲載を依頼します。アフィリエイターは、ASPに登録後、自分のウェブサイトやブログに広告を掲載します。掲載された広告を通じて、商品が売れたり、会員登録がされたりといった広告主の求める成果地点にユーザーが到達すると、成果に応じた報酬がASPからアフィリエイターに支払われる仕組みです。

広告を運用する流れは、問い合わせから始まり、出稿設定、ASPとの契約、広告素材の入稿と配信、そして成果の確定まで含まれます。この流れをしっかり理解し、適切に管理することで、広告運用がより効率的になります。

■【2024最新】アフィリエイト広告市場は拡大傾向

2024年に行われた調査では、2023年度の国内のアフィリエイト市場は前年度より7.3%増を上回る伸び率が予想されています。特に、AIを活用した広告配信の適正化やオンライン特化型サービスの需要拡大などが影響していると言えます。

※参考:2024 アフィリエイト市場の動向と展望

また、動画広告やインタラクティブ広告の登場により、ユーザーの興味を潮撃し、コンバージョンにつなげやすくなりました。例えば、商品紹介動画にCTAボタンを設置し、ユーザーが視聴中に直接商品詳細ページへ遷移できるようになりました。また、クイズ形式のインタラクティブ広告では、ユーザーの参加を促し、正解者にクーポンを提供することでエンゲージメントを高めます。

今後は、モバイルファーストからモバイルオンリーへのシフトとともに、より個人に合わせた形での広告提供が求められています。広告のパーソナライズとユーザーのプライバシーを守ることとのバランスが、信頼を築くためには欠かせません。こうしたトレンドの変化に合わせて、アフィリエイト広告はさらに進化し続けるでしょう。

 

アフィリエイト広告にかかる基本の費用と相場

アフィリエイト広告にかかるのは初期費用、月額費用、成果報酬など

アフィリエイト広告を出稿する際の基本的な費用と相場について、具体的な内訳も含めて解説します。

■ASPと契約する初期費用

アフィリエイト広告を出稿する際、ASPと契約することが基本となります。ASPによっては初期費用が異なり、一般的には、50,000〜55,000円ほどが相場です。

例えば、ValueCommerceやA8.net、アクセストレードでは55,000円(税込)が必要となります。一方、もしもアフィリエイトやレントラックスのように初期費用が不要で始められるASPもあります。各ASPの抱えるアフィリエイターと自社サービスとの相性をみながら、初期費用を把握・比較し、自社の予算に合わせて適切なASPを選択しましょう。

■システムを活用するための月額費用

管理ツールや運用支援ツールの月額費用はASPによって大きく異なります。主要なASPの月額費用は次の通りです。

ASP名 月額費用
ValueCommerce 55,000円(税込)
A8.net 40,000円(税込)〜
アクセストレード 44,000円(税込)

また、もしもアフィリエイトやレントラックスのように月額費用が0円のASPも存在します。コストパフォーマンスのいいASPを選択することも、効率的なアフィリエイト広告の運用につながるでしょう。

■アフィリエイターへの成果報酬

アフィリエイト広告において、アフィリエイターへの報酬は、売上に直結する成果があった場合、その都度、事前に設定された金額が支払われます。報酬形態は、売上金額に基づく定率報酬や、購入および申し込み回数に応じた定額報酬の2種類があります。

報酬設定次第で、自社案件を受けてくれるアフィリエイターの数に影響を与えるため、自社の財務状況やマーケティング目標に基づいて慎重に行いましょう。

■ASPへの手数料

ASPに支払う手数料は、アフィリエイターへの成果報酬から一部を割り当てる形で設定されています。具体的には、ASPがアフィリエイターへの精算やその他の管理作業を行うために、成果報酬の30%前後を手数料として徴収します。

手数料の割合は、ASPが提供するサービスの充実度と関連しているため、ASPを選定する際の1つの判断基準となるでしょう。

■アフィリエイターの募集費用

募集費用は、アフィリエイターに自社の募集を周知し、広告起用を促すために必要となるものです。ASPの特集ページやアフィリエイター向けメールマガジンの活用も含まれ、自社の募集情報を効果的に伝える手段となります。

募集費用はASPのサービス内容や掲載の規模、期間によって変動し、概ね数十万円からの出費が見込まれます。募集の条件により、アフィリエイターの質や量をコントロールできるため、商品やサービスを効果的に宣伝できるでしょう。

 

アフィリエイト広告にかける予算の決め方

アフィリエイト広告にかける予算はユニットエコノミクスやCPAなどから算出する

アフィリエイト広告にどの程度の予算を割り当てるかは、複数の指標を活用して判断することをおすすめします。主に、ユニットエコノミクスや目標とするCV(コンバージョン)数、およびCPA(※1)、ROAS(Return On Advertising Spend)(※2)が重要な指標です。ROASは、「売上÷広告費×100(%)」で算出され、この値が高いほど広告の効果が高いと評価されます。

ユニットエコノミクスやCPAについては、次の記事で詳しく解説しているため、併せて確認してみてください。

関連記事:
スタートアップ企業に効果的な広告戦略とは?広告効果を高めるポイントや成功事例を紹介
リスティング広告とは?費用の仕組みや相場、予算を決める方法を詳しく解説

リスティング広告など複数のマーケティング手法を運用している場合は、それぞれのROASを算出し、どの方法が成果を上げているのか比較検討しましょう。マーケティング戦略全体を考慮し、アフィリエイト広告への予算の配分を調整することが重要といえます。

※1 「Cost per Acquisition」または「Cost Per Action」の略。集客などの成果を得るために、顧客1人あたりにかかった費用を指す。
※2 ROASは、広告費に対して、どれだけ売上を得られたかを測る指標のこと。

 

アフィリエイト広告の費用対効果を高めるポイント

アフィリエイト広告の費用対効果を高めるにはASPや媒体を厳選すること

アフィリエイト広告で高い費用対効果を実現するためにも、次に紹介するポイントを押さえ、効果的な戦略を展開しましょう。

■登録するASPを厳選する

ASPは、得意とする商品やサービスのジャンルが異なり、手数料や提供サポートにも差があります。したがって、費用だけでなく、自社の商品やサービスとの相性、サポート体制の充実度を総合的に評価しましょう。

初めての場合は無料で提供されているASPを試してみるのも1つの方法です。少ないリスクでサービスの質や適合性を評価でき、適切なパートナーを見つけられるでしょう。

■広告出稿する媒体を吟味する

アフィリエイト広告が出稿できる媒体は、WebサイトやSNS、動画配信サイト、メールマガジン、アプリなど多岐に渡ります。各媒体の特性を把握し、ターゲットユーザーが頻繁に活用している場所を選びましょう。また、一度広告を出稿して成果が出た媒体でも、ユーザーの継続率や購入単価が低い場合は、その媒体への投資優先度を見直すことが求められます。

例えば、購入後の解約や返品が多い、またはサブスクリプション型商材で継続課金がほとんどない媒体では、予算を再配分し、より成果を上げる可能性のある媒体にシフトすることが望ましいです。このように、各媒体の特性を理解し、適切に選定することで、広告の効果を高められます。

■自社のランディングページを見直す

アフィリエイト広告を効果的に活用するためには、単にユーザーがクリックするだけでなく、実際に購入や申し込みにつなげることが必要になります。そのためには、アフィリエイターが掲載する広告からリンクされるLP(ランディングページ)がポイントとなります。

LPに魅力がないと、ユーザーは最終的な購入に至りません。効果的なLPは、デザイン性だけでなく、購入や申し込みまでの動線がスムーズであること、そして説得力のあるキャッチコピーが設定されていることが求められます。

■代理店の活用も検討する

アフィリエイト広告を効率的に運用するためには、代理店の活用も1つの選択肢です。特に、自社の営業活動に加えてアフィリエイト広告を取り入れる場合、人件費や業務負担の増加が懸念されます。加えて、アフィリエイト広告の知識がない状態から始めると、成果が出るまでに時間がかかることもあります。

代理店を活用すれば、専門的な知見を持ったプロフェッショナルが広告戦略を設計し、出稿を管理してくれます。広告費の約15〜20%の手数料が発生することが多い傾向にありますが、広告の質を高め、より迅速に市場に適応した戦略を展開できるでしょう。

代理店の活用は初期投資が増えますが、長期的には時間の節約や専門的なアプローチによる成果の向上が期待できます。

■広告費にかかるキャッシュフローの改善をはかる

アフィリエイト広告の効率的な運用には、広告費用のキャッシュフロー管理が欠かせません。特に、実施したいときに迅速に対応できるよう、資金の流れをスムーズに保つことが重要といえます。適切なタイミングで広告投資を行うことができれば、効果を高められるでしょう。

具体的には、広告費の後払いサービスを活用すると、キャッシュフローの圧迫を避けつつ、必要な時に必要な分だけ広告を出稿できます。資金繰りを柔軟に管理しつつ、アフィリエイター向けの広告や他の広告手法との併用が容易になるでしょう。

広告費の4分割・後払いサービス「AD YELL(アドエール)」(※2)は、このようなニーズに応えるために設計されており、企業のマーケティング戦略を強化するのに役立ちます。広告のキャッシュフローを効果的に管理することで、企業はより戦略的な広告展開が可能になります。

 

「AD YELL」を詳しく見る

 

※2 「AD YELL」は、バンカブルが提供しているWeb広告の出稿費用を4回に分割・後払いが可能となるサービスです。請求書払いと法人カード払いに対応しており、オンラインによるお申し込みから最短3営業日でご利用が可能になります。原則として、担保や連帯保証人のご用意が不要(*)で、融資ではなく立替でサポートするため、今後の事業者さまの借入枠にも影響を及ぼしません。これらのサービスを通じて、事業者さまのキャッシュサイクルを改善し、運転資金を圧迫しない形で事業成長を支援いたします。
*「担保・連帯保証不要」は原則であり、場合によってはその限りではありません。ご了承くださいませ。

 

アフィリエイト広告は費用対効果の高いASPの選定が重要

アフィリエイト広告は費用対効果の高いASPの選定が重要

アフィリエイト広告は成果に基づき費用が発生するため、予算管理がポイントとなります。費用の内訳には初期費用、月額費用、アフィリエイターへの成功報酬、手数料などがあります。

広告の効果を向上させるには、自社の商品やサービスに最も適したASPを選び、しっかりとした広告計画を立てることが望ましいです。適切なASPを選ぶことで、広告費のコストパフォーマンスを向上させ、投資した資金を売上に結びつけることにつながるでしょう。

事業成長できるイメージ

ADYELLを活用して、
さらなる事業成長へ

まずはサービスを知りたい方

資料請求

サービスにお申し込み

お申込み