クレジットカードの与信枠を超えた突発的な支払も「AD YELL PRO」を活用して乗り切る
2017年に創業し、動画制作からデジタルマーケティング、システム受託開発にライブ配信と手広く事業を展開する株式会社スプレッドオーバー。広告事業の課題となっていたのが、Yahoo!やGoogleに配信する動画広告のクレジットカードによる支払いでした。クライアントの年間予算で動くビジネスのため、突発的に支払いカードの与信枠を超える大きな予算が必要になってくるケースも。そんなとき役に立ったのが広告代理店向け媒体仕入れ費用のサイト延長サービス「ADYELL PRO」でした。
株式会社スプレッドオーバー
代表取締役社長 近藤 慎一郎様
ITとクリエイティブの強みを活かし、動画を中心にビジネスを展開
――改めて貴社の業務内容を教えてください。
弊社では動画の制作、ホームページの受託制作、システム開発、デジタルマーケティングの支援などを手がけています。昨今だと、VR技術を使ったオンライン内見システムの自社プロダクトなどもお客様に提供しており、マーケティングやブランディングの面で主に動画に付随した提案をすることが多いですね。
ITとクリエイティブに強みを持ってるので、IT×デジタルマーケティング×クリエイティブという掛け合わせで、新しい価値を提供していきたいと考えています。
――現在、どんな企業様と取引と取引をされているのでしょうか?
主にテレビ局や健康食品メーカー、アプリ事業者、美容エステ様、不動産業など様々な業種のお客様と取引をさせていただいております。例えば、テレビ局様に対しては、テレビ視聴を喚起するためのプロモーション、動画配信アプリの新規ユーザー数の獲得に向けたプロモーションなどを手がけています。若い世代のテレビ離れは顕著ですが、まだまだテレビには面白いコンテンツがたくさんありますので、テレビやスマホでの視聴に引き込むための施策をいろいろと展開しています。
またプロモーションだけではなく、加えて我々の動画配信やアドテクノロジーの技術をご評価いただき、システム開発などのエンジニアリング支援なども行っております。
利用限度額の見えないクレジットカードでの支払いリスクを低減
――動画を中心に手広く展開されている中で、広告運用上の具体的にどんな課題からADYELL PROサービス検討いただけたのでしょうか?広告運用上のどんな課題からバンカブルのサービスを導入するに至ったのでしょうか?
インターネット広告の配信においては、媒体への支払いがクレジットカードメインになりますが、そこの資金繰り改善のためです。我々の規模のベンチャーですと、GoogleやYahoo!、SNS全般の広告についてはすべてカード決済になるんですね。カードの締め日によって支払いのタイミングが翌月の20日とか、翌月末とかになるのですが、そこのキャッシュフローの管理が複雑で簡素化できないかと考えていました。
ADYELL PROであれば支払いが翌々月の下旬になるので、お客様からの入金後に媒体への支払いが可能となります。こういったサービスはこれまでになかったので、メリットは非常に大きいですね。
――やはり支払いが翌々月になるのは大きいですか?
そうですね。もう一つは法人のクレジットカードの与信枠です。弊社が使用している最も与信枠の大きいカードは、その与信の上限額が明確にわからないというデメリットがあるんです。つまり、あといくら使ったら利用限度額がいっぱいになるのか問い合わせても教えてくれないので、最悪なんのアナウンスもなしにカードが利用できなくなるリスクがありました。
例えば毎月の与信枠が500万円だとして、その範囲内で利用している分にはまったく問題ありませんが、この仕事はクライアントの年間予算で動いているので、決算時に大きな予算の仕事をいただくケースもあります。そこでカードの与信枠がいっぱいになってしまったら、広告が配信できなくなってしまいます。先日、まさにそれが発生したのですが、ADYELL PROのおかげで乗り切ることができました。
――カードの利用限度額ギリギリになっても教えてくれないというのは、なかなかのリスクですね。同様の悩みを抱えているベンチャーは他にもあるのでしょうか?
それは弊社以外にもあるかと思います。手元資金があればカード会社に追加で入金することで対応はできますが、このビジネスは基本、クライアントの広告を掲載して翌月末とかに入金されるので、それまでの期間をどう凌ぐかは難しい問題です。
――同じ状況になったとき、これまではどのように対応していたのでしょうか?
今まではそこまで大幅な予算の増額はありませんでした。広告事業が徐々に伸びていく中で顕在化してきた問題ですね。
今後希望するのは「より幅広い媒体対応」
――現時点で、5か月程利用いただいておりますが、使ってみての感想を教えてください。こういった点が改善されればもっと良くなる、といった意見も含めてぜひ。
Google、Yahoo!、YouTube、Instagramなどメインの媒体には対応していますが、その幅をより広げてもらえると嬉しいですね。
――サービスを知ったきっかけは、弊社代表高瀬とのお繋がりですよね。
実は御社の高瀬代表とは前職からの知人でした。同じグループ企業にいたのですが、私が独立した後も定期的な情報交換をさせてもらっていて、高瀬さんが新しいサービスを開始することも聞いてました。詳しくお話を伺い、弊社にとってもメリットが大きいと判断して導入に至りました。
このようなサービスは本当に他ではないと思いますし、競合も見当たらないバンカブルさん独自にして初の試みですよね。
――現時点でのサービス評価を…お願いします!
それはもう大変満足しております。特に目立ったトラブルの発生もありませんし、日々助かっています。今後は広告だけでなく、それ以外の仕入れについても拡充していくのか、これからの動向についても楽しみですね。
――近藤さんはもともとエンジニアだと伺いました。前職ではどんなことをされていたのですか?
いわゆるWEB系のシステムエンジニア出身で、前職は動画配信のクラウドシステムをBtoBで提供するビジネスに従事していました。事業責任者としてシステム開発から営業面まで携わっていた経験を活かし、ハードとクリエイティブの両方を提供する会社を目指して独立しました。今ではエンジニアも、動画クリエーターも、デジタルマーケターも在籍するちょっと異色な集団になりました(笑)。
VR動画を活用して、人々のオンライン接触をより便利に
――成長局面でADYELL PROもご活用いただきながら、さらなる事業拡張へ向けアクセルを踏まれている状況かと思います。今後はどんな新しい動画サービスを提供する予定でしょうか?
動画の価値をもっと高めていけるような、我々なりのアプローチをしていきたいと考えています。未だコロナ禍の影響でオンラインの接触は今後も続くかと思いますが、最適化されていない部分もあるので、そこを我々の技術でより円滑なコミュニケーションができるように支援していきます。
例えば、我々が提供している「ミニクル」というサービスは不動産のオンライン内見に特化しています。現状多くの不動産会社が行っているオンライン内見は、営業担当者が現地に行って映像を撮影して、スマホやPCから部屋の様子を見るケースが一般的かと思います。ただその方法ですと、他の物件も見たいとなったら移動するのに手間も時間もかかってしまいます。
そういったオンライン内見についてまわる煩わしさを解消したのが「ミニクル」です。事前に物件の撮影を済ませ、完全にVRで再現してお客様にお届けします。営業担当者もお客様もVR空間の中で会話や相談ができます。別の部屋や物件が見たいのであれば、瞬時に切り替えることもできます。
オンライン内見のニーズは今急上昇していますが、事業者側がそのニーズの急増に応え切れていない面があります。VRによる内見が当たり前になれば、1時間で5つの物件を巡ることも可能になるでしょう。移動のための交通費と手間も省けるので、1日に応対できるお客様の数も飛躍的に増え、効率化という面では非常に優れたツールといえます。
――物件の内見以外にも、幅広い分野で活用できそうなツールですね。
不動産以外でも学校や介護施設への応用を考えています。地方に住む高齢の両親のため介護施設を探す場合でも、息子さんや娘さんがオンラインで地元の施設を探すことが可能になります。スマホやPCを使えないという高齢の方はたくさんいらっしゃるので、誰でも簡単に利用できるサービスを目指してどんどんアップデートしていきたいと考えております。ミニクルについて詳細は、https://lp.miniqle.com/ をぜひご覧ください。
――今後も、ITとクリエイティブの強みを活かしながら、事業領域を拡張していく貴社の成長に寄り添いながらサポートできればと思っております。引き続きよろしくお願いいたします。
ADYELLを活用して、
さらなる事業成長へ