広告代理ビジネスを理解しているからこその迅速かつ柔軟な対応が心強い。「AD YELL PRO」でキャッシュフローの課題を解消
「半径5mにいる最高のパートナーになる」と掲げ、人材・教育・不動産・中古販売・EC・保険など幅広い業界のマーケティングコンサルティング、広告代理業を手掛ける株式会社オールマーケ。4期目から急激な事業拡大に伴って課題となったのが、キャッシュの確保と黒字倒産リスクの回避でした。順調に舞い込む広告出稿の依頼に伴い、迅速にまとまったキャッシュが必要となったオールマーケ。そこで役立ったのが、「ADYELL PRO」でした。
株式会社オールマーケ
代表取締役 佐藤大貴 様
学生時代の起業で痛感した集客の難しさから、マーケティングの道へ
――佐藤さんのキャリアは、大学2年生のときに大学受験向けの学習塾を創業されたところから始まったと伺いました。どのような経緯でオールマーケの設立に至ったのでしょうか。
学生時代に塾を立ち上げたのは、私自身が受験生時代にお世話になった塾でアルバイトを始めたことがきっかけでした。教育方針は大好きだったのですが、働く側になってみると「もっとこうしたい」という思いが芽生えてきたため、志を同じくするバイト仲間4人で受験対策の学習塾を立ち上げることにしたんです。
しかし、いざ始めてみると集客に苦労しました。SEO対策などのダイレクト施策もがんばっていたものの、基本的には紹介ベースでの入会が多く、初年度は13人いた生徒が、2年目には3人まで激減。賃料や光熱費を払うと、4人の手元に残るお金はわずかでした。
ちょうど大学4年生だったこともあり、塾を続けるのではなく、ビジネスを学び直そうと就職することを決意しました。塾ビジネスで苦戦した集客について学ぶため、インターネットの広告代理店に入社したんです。
その後、マーケティングや営業のノウハウを学ぶうちに、事業会社でも経験を積みたいと考えるようになり、転職。代理店、事業会社の双方の立場からみるマーケティングを経験し、再び起業への熱量がわいてきました。社会人としての実力が付いてきたことも関係していたのかもしれません。
そこで、会社員を続けながら副業のような形で起業することに。個人事業主として月数万円ペースでやっていっても良かったのですが、経験が上がるにつれて提供できる価値が大きくなることを感じたため、法人化して大きな案件を受けられる体制を構築しました。
――法人設立後の事業の変化についてお聞かせください。
1期目から3期目まではコンサルティングがメインでした。会社員としての仕事とも両立しながら、順調に業績が伸びていきました。そろそろ自分の会社に軸足を移そうと決意し、4期目のタイミングで会社員の草履を脱ぎ、完全な独立を致しました。20代最後の年ということで、ここで勝負をかけなければという若干の焦りのようなものもありましたね。
こうして本腰を入れて事業に取り組めるようになったため、事業の幅を広げようと広告代理業にも挑戦することにしたんです。
株式会社オールマーケのHP:https://allmarketing.co.jp/
順調だからこそ黒字倒産のリスクがあるのが広告代理業
――広告代理業を営まれることになったタイミングで、「AD YELL PRO」の利用を始められましたね。利用開始当初、どんな課題があったのでしょうか。
4期目に入ったタイミングで、大手ボディケアブランドやオンライン教育事業会社など、これまでより規模の大きなお客様とのご縁が立て続けにあったんです。そのご縁を大切にしたいと思い、コンサルティングだけではなく、広告にも対応できることをお客様に宣言しました。
ただ、広告代理業を営むには、一旦弊社にキャッシュの確保が必要です。例えば、Google広告に1000万円分を出稿する場合、まずは広告代理業を営む弊社が1000万円をGoogleへお客様に代わって支払い、翌月末にお客様から弊社にサービス料金として1200万円を受け取るという仕組みなんですね。
広告は継続して出稿される場合が多いので、お客様から弊社に入金があった月末に再度弊社は1000万円をGoogleへ支払うため、お客様から入金される前に2000万が減るわけです。
こうした仕組みのため、顧客が多くなり、広告費の規模が大きくなればなるほど、一時的に弊社の資金が大きく削られることになります。仮にすべてのお客様が2ヵ月間支払いを滞納した場合、黒字倒産のリスクがあるのです。そのリスクを避ける必要がありました。
――「AD YELL PRO」にはどういった経緯で出会ったのでしょうか。また、「AD YELL PRO」以外に検討されたサービスはありましたか。
新卒で入った前々職広告代理店時代の上司に紹介いただきました。「AD YELL PRO」以外に検討したサービスは、法人クレジットカードによる借入や銀行からの融資ですね。ただ、今回の私のケースですと、すでに広告を出稿したいお客様がいる待ったなしの状況だったため、クレジットカードも銀行融資も時間がかかりすぎるというデメリットが大きかったです。実際、同時並行で法人クレジットカードも申し込んでいたのですが、手元に届いたのは「AD YELL PRO」導入後でした。
あとは金額の問題ですよね。クレジットカードは利用可能額の上限を柔軟に変えられないため、今回のようなケースでは不都合が発生しやすそうだと思っていました。銀行融資も、弊社の今のフェーズでは希望額を借りることは難しいと想定していましたね。
――キャッシュを得られるまでのスピード感、金額といった懸念に対して、「AD YELL PRO」はいかがでしたか。
両方とも満足しています。これは「AD YELL PRO」が広告代理業のことをわかって作られたサービスであることが大きいのでしょうね。こちら側の課題をわかった上で仕組みが作られているため、説明コストを削れたと感じています。金融機関などと交渉するには、まず広告代理業のビジネスの仕組みから説明しなければならないんです。
スピードに関しては、かなり融通を利かせていただけたと感謝しています。2023年1月頭に相談し、月末にはサービス利用を開始していました。審査もサービス導入のスピードも速かったですね。金融機関での借入だと、審査手続きだけで半年を要してしまうこともあるので、1ヵ月で進めていただけたのは非常に有難かったです。
営業担当の方が広告代理業や弊社の状況を深く理解し、「(審査を)通しましょう(通せるように尽力します)」と、サービスを受けられることを前提に話を進めてくださったことも心強かったですね。顔を合わせての打ち合わせは、審査前の1回と無駄が一切なく、連絡への返信も非常に早かったです。「AD YELL PRO」のサービスとしての仕組みの良さに加え、社員の方たちの熱量、広告代理業への理解度の高さが好印象でした。
(バンカブル営業担当者とオールマーケ佐藤様)
金額面については、広告代理業への理解があるからこそのサービスだなと感じました。法人クレジットカードとは異なり、「AD YELL PRO」は月ごとに利用上限金額がリセットされるため、必要額を確保できます。そんな点も、「AD YELL PRO」はさすが広告代理業の現場を知っている人たちが作っただけのことはあるなと感じました。支払いサイトが延長できるシステムは、弊社の今のフェーズにとって、非常に有難いシステムです。
企業を俯瞰的に見て、マーケティング支援ができる会社に
――4期目で副業から本業となり、本腰を入れて事業に取り組まれ始めました。今後の展望を教えてください。
まずは今いるお客様を大切にしていきたいと考えています。
オールマーケという社名の由来は、マーケティングのすべての領域を網羅できる企業を目指したいという想いです。広告代理業をしていて感じたのは、広告だけでその企業の困りごとが解決するわけではないということです。急速な社会の変化のなかで、今、企業が抱えるマーケティング課題は複雑さを増しています。企業を人の体に例えると、肩も膝も胃も悪くて、加えて右足が骨折していますといった大小さまざまな課題が散見される状態です。目立っている骨折部分だけをケアしても劇的な改善は見込めません。
会社は部署に分かれていて、それぞれが目標に向かって施策を打っています。その目標を達成した部署が評価されますが、1部署の1施策だけが効いて売上が激増することはないでしょう。いろいろな部署の施策が掛け合わさるから、目に見えるほどの結果が出るわけです。私たちは会社を局所的に見るのではなく、全体を俯瞰してみて、負傷箇所をもれなくケアできる会社でありたいと思っています。
個の強みを突き詰める専門家やプロフェッショナルになりたい人が多い世の中ですが、オールマーケでは今の広告代理業に危機感を感じて、あれもこれもと幅広く多岐にわたって着手することに必要性を感じてくれる人を求めています。マーケティングに万能薬はないので、一つひとつ手を入れていく必要があるんです。
――これからも貴社の成長をサポートできればと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。
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